2020年6月17日水曜日

2070「時事時局14」2020.6.17

 それから、自然の力も活かしますから。やっぱり自然のリズムというものがあるのですよ。自然の時間軸ってあるのですよ。自然の物の溶解というのは、燃やしたりするとだいぶ時間が違いますよね。ですから、こういうものの時間軸に合わせるから、Time is money.も違うのですよ。Time is money.ではないのですよ、この世界では。自然の時間軸に合わせていきますから。全部そこが変わっていきますよね。これを実現する手段として、いろいろなものがあるけれども、例えば微生物ですよね。微生物は、実際にECOを司っている本人でしょう。いろいろなところで応用すると思いますよ、これから。今回のウィルスも最後は微生物とか何か出てくるんじゃない。あるいはですね、微生物の本当の働きを見ていくと、宇宙とのつながりが見えてくるんだよね。さっき言ったように、地球は誰に支えられてこのEcosystemを持っているかなのです。なぜ、地球はいつも水も空気もきれいになるのという話ですよね。一体誰が管理しているのという話だよね。そうすると、やっぱり大宇宙が見てくるわけだよね。大宇宙のエネルギーが地球に普段から注がれているわけだよね。他の惑星だって、同じですよ。ですから、この世を司っているものは微生物だということが、わかってきますよね。そうしたら、我々の生活から生き方から、全部変えていきますよね。
 それから、テクノロジーは前から申し上げている通りで、ブロックチェーン・AI(人工知能)・IoT(もののインターネット)・ロボットと。ブロックチェーンは、管理のシステムですよね。AIは判断ですよね。IoTは報告のシステムですよね。ロボットは作業ですよね。こうやって新しいテクノロジーがどんどん出来てくると、車の自立運伝だけではないですよね。要するに、我々が今産業としてやっていることのほとんどは、機械がやってくれるわけですよ。だから、我々はこれから脱産業人になっていくわけですよ。逆に産業というのは、ほとんど機械がやるから、この世界での人というのは、ものすごい高度なものを要求されますよね。これからの産業人は極めて高度な能力を要求されるわけですよ。管理・判断・報告・作業、この4つのことをほとんど機械がやると。機械ができないことをやる、機械に物事を教えるのが人となりますから。それで、今度はそういう人をどう養成するのかという話になりますけれども、産業界の外側で養成しなければなりません。即ちそれは、生活だとか、地域の運営だとか、コミュニティの運営だとか、そこにエネルギーを作ったり、食料を作ったり、物を作ったりと産業の外側で地域を支える人たちが生まれてきて新しいSocietyをつくっていくということになってきますよね。
 土地の利用の仕方も当然変わってきますよね。土地の利用の仕方も今のようなECOでないやり方をやると、先ほどのイナゴの発生みたいななことが起きるわけですよね。前にも私はこの絵を出したかと思いますけれども、50~60年前の日本の景色でありますけれども。これは、50年前の私が持っていた社会科の図鑑の絵です。町は町らしく、村は村らしくなっているでしょう。ここの戻るのでしょうね。ここに戻るのですよ、おそらく、皆こんな風に暮らすのですよ。町は町らしく、村は村らしく。まぁ、これは戦後のことだから乱開発の部分が一部あってね、津波のことなど考えると、もう少し高台の方が良い部分もありますけどね。もう1回、地方都市も再生してですね、町は町らしく、村は村らしく暮らすんだね。それで、「あなた、どうやって飯を食うのよ」となったら、特産物ですよ。特産物をつくって、これを世界に売るのよ。特産物は、一人のキーマンがつくるのではなくて、その町全体で作るのですよ、それが特産物で。町全体が有機的になってつながって作るのが特産物で。これを皆が作って世界中に売っていくんだよね。
 それから、家なんかも今よりももっと少ないエネルギーでまわそうと。例えばですね、原発はもうできないでしょう。もう政治的にも無理ですよね。「そうした場合に、エネルギーは足りるの?」という話になるんだよね。エネルギーは足りるのですかと。それは、少ないエネルギーで運営すれば良いのですよ。少ないエネルギーで運営すれば、人間はもっと健康になりますからね。我々はエネルギーを使い過ぎて無駄にしているのでね、余計なことばかりやっているんだね。お金払ってエクササイズするとかですね。なんか、ハツカネズミみたいな世界だよね。なんか、おかしいわけよ。そりゃあ、スポーツ選手になろうとなれば、ちょっと話が違うけどさ、普通の人が熱心になっているのは、ちょっと変ですよね。要するにさ、生活の中にさ、そういう健康があって良いはずでしょう。エネルギーを使い過ぎですよね、どう考えたって。ですから、やっぱり目標はこうやってちゃんと特産物を作ることよ。これはしかし産業だから、この最後に長期で作るところは、ずば抜けた人でないと難しいわけ。ほとんどを機械がやって、そこにズバ抜けた人がやると。そうすると、「他の人は、何をやっているのか」というと、こういう町や村の中で地域とともに暮らしているのですよ。そして、こういうのを支えるために、ベーシックインカムがあるわけ。