2020年6月11日木曜日
2064「時事時局8」2020.6.11
(1)新型コロナウイルスの脅威
・今までわかっていること、わかっていないこと
・人道的危機が拡大中
・生活、経済、政治への甚大な影響
それで、お手元の資料にありますけれども、とにかく一度全部止まるっていうことですね。今もう止まり始めているのです。かなり止まってきたのです。生活・経済・政治が、止まってきていて。だから、世界中が今、東日本大震災のときみたいになっているのですよ。だから、当時の福島の原発がですね、今でいったら武漢ですよ。あっちこっちに、ホットスポットを作っちゃっているのですよ。あのときもそうだったでしょう。あちこちで放射能が流れ始めて、あちこちでホットスポットを作っちゃったでしょう。ああいうことですよ、今は。困った話ですよ。ですから、今年はもう物は動かないし、製造も販売も無理だから、こんな状況だと。まぁ、とにかく頭を切り替えて、大震災と同じようにサバイバルだと、とりあえずそう思うことから、無理しないことですよね。だから、物の値段はだいぶ下がってきていますよ。油も下がってきているし、鉄も下がってきているし、みんな下がってきていますよ。銅も下がってきていますよ。海上運賃なんか、大幅に下がっていますよ。
(2)日本政府の漂流
・ウイルス、五輪、スキャンダル
・次をどうするかは人事の話しか聞こえてこない
・ドルと米軍の撤退がもたらす日本の帰結
それから、日本政府ですけれども。ウィルス、五輪、スキャンダルと。話にもならないですよね。桜を見る会のことから始まって、安倍氏と菅氏で大喧嘩やってんでしょう。じゃあ、安部氏がダメだから菅氏にしようって言ったって、石破氏ですよね。替えるのなら替えてもいいと思いますが、要するに、私が言いたいのは、その2番目にあること。次をどうするかは人事の話しか聞こえてこないのです。「大したことない」と「大変だ」としか言えない人達は、人事の話しかないのです。次を誰にやらせるかなのです。今そういうところがすごく多いのです。言っちゃ悪いけど、日産をみてくださいよ。人事の話以外に何か聞こえてきますか。次の社長は誰にするかとか、次の役員はどうするかとか、他に何か聞こえてきますか。日産の前向きな話が聞こえてきますか。だから、この期に及んで、人事の話しかしない組織は、もう終わりなのですよ。徳川の末期と同じですよ。十五代将軍をどの家から出すか、それがずっと議論の的だったでしょう。だから、何もできないのですよ。
だから、今の自民党も正直言ってね、安倍よりは良いかもしれないけれど、人事の話しかないのよ。どんなポストに就きたいとかだけで。国会700人くらいいますよね、必ず感染者がいますよね。官邸の中だって、役所の中だって、必ず感染者いますよね。どうなるかですよ。ああいう人たちって、そうなると黙りこくります。黙っちゃいますから。いよいよ足元に何か始まったら、黙っちゃうんですよ。一人も頼りにならないですよ。だから、「大したことない、大変だ」の後は、黙っちゃうんですね。だから、この1ヶ月くらいは、そんな様子が一つ見えるのではないでしょうか。山本太郎氏に頑張っていただいて。頑張ってもらって、政界再編で。他にいないのではないでしょうか。でも彼一人では何にもできないし、やっぱりヨコのネットワークだよね。各階層でのヨコのネットワークで。日本の場合は、ブロックチェーンは全然ダメだけれども、東日本大震災の経験があるのです。あのときに、みんながヨコにつながってさ、下からの救援とか色々やったから、あれは活きてくるのですよ。あれは、ものすごい経験になりましたから。
だから、まぁ日本はアナログ型だよね。アナログ型で、ここは下から湧き上がったかたちでやっていくと。会社もそうですよ。そういう社員がいると、会社も次の道がある。そういう社員がいないところは、それでもう終わる。ここで会社を再生させようと思う人がいるかどうかだよね。悪いけど、地震の被災地もですね、そういう人がいるところは、今何とかやっているのよ。いないところは、もうそれっきりですよ。何にもない、まだ津波の来た荒地のままのところもありますよ。誰もいなくなっちゃうというところもあるんです。それは、だからその地域が決めることって言ったら、その通りで、外からではどうしようもないです。そこの人たちが、「もう、ここはいい」と言っちゃったら、直しようがないんですって。周りが何を支援するって言ったって。住んでいる人たちが、「もういい、出ていく」と言ったら、それっきりでしょう。会社も同じなのですよ。「もういい、他所へ行く」と言ったら、それっきりなのですよ。だから、中にいる人たちが、立て直そうと思えば、まだ支援の仕様もあるけれども、「もういい、他所へ行く」と言ったら、それっきりで。だから、そのあたりの見極めがね、これから1ヶ月ぐらいだろうと私は見ていて思います。