2020年8月14日金曜日

2125「迎え火」2020.8.14

 「自分で自分を自分する」もお盆休みを頂き、NO621智恵12016,7,1からNO2124謎102020.8.10までの毎日更新の継続を止めました。4年40日、1504回でしょうか、結構続きました。めでたきことです。自己満足の世界ですが再生してぼちぼちと進めようかと思います。ご縁の方々、これからも宜しくお願いします。

 8月13日から仕事も夏休みです。初日はテンメイ大和農場での農作業でした。農場は自然の中で周囲は緑に囲まれた勾玉の形をした空間です。善きご縁を頂き、大家さんのG様から声掛け頂き、2011年秋からこの畑を使わせていただきました。引き続き大いなる存在からの御下賜を頂き、2012年秋には大和亭を入手出来、まほろば舎も完成しました。
 この大和町吉田は縄文の頃から栄えた土地で別名「まほろばの里」と言われています。テンメイ大和農場に向かう道からは七ツ森の山々が美しい姿で迎えてくれます。ピラミッド型の端正な山で微妙な変化が物語を語るようです。


  最近、吉田の奥に出来たワイナリーからの眺望は格別で以下の様な景色が見れます。



 13日は午前から5名の方々と作業しました。私は11時過ぎに到着して草刈り三昧です。先週も大和農場でじゃがいも掘り、草刈りでしたが、前回残った場所を終日草刈りしました。ガソリンを5回ほど入れかれこれ6時間位の草刈り行ですが、日没途中終了となりました。残りの草刈りには後1日は要します。しかし、他の草が伸びますから行です。
 誰かが草刈りはヤバいと言います。草刈りすると畑が綺麗になりスッキリして達成感を感じ、脳が快感ホルモンを分泌するので癖になると。私もそう思います。大和農場を使わせてもらってから私の役目はひたすら草刈りで、大分上達してきました。無心に集中して身体を使う動禅です。

 盂蘭盆会、新盆8月13日はお盆の入り日です。お盆には自分の代より上の祖霊達が冥界から戻ってきて、我が家に滞在すると言われます。その由来は以下のお話しの様です。
「ブッダの門弟に、目連(もくれん)という僧侶がいた。彼は超能力で、死別した母親が地獄で厳しい刑にかけられている事を察する。彼女は『逆さ吊り』にされ非常に苦しんでいた。
 目連はとても見ていられず、母を救ってやれないものかと頭をひねる。しかし一向に答えは出なかったので、ブッダに助けを求めた。
 苦しむ門人に、ブッダは以下の助言を与える。
『7月15日(旧暦)に聖僧の魂を弔えば、母様を救済できる』この日は新暦では8月中旬にあたる。
 師の教えに従ったところ、目連の母親は安らかにあの世へ逝けた。」
 13日には迎え火を焚きます。迎え火は祖霊が子孫の元に行く時のシンボルのような役割があるとの事です。

 皆さんで入浴を済ませサッパリ、スッキリした後、迎え火を焚きました。永年保管して来ていた護摩供養に使う良質な護摩木を使い玄関先に火を灯しました。30分ほど皆さんで思い思いに護摩木をくべて煩悩浄化を図りました。久しぶりに木々の燃え盛る炎に見入り、不思議な世界を垣間見ました。時間が過ぎるのが消えて集中する摩訶不思議な時空間です。先月、はせくらみゆきさんに教えていただいた六方拝をして今ある事に、生かされてある事に感謝と祝福を送りました。
 本当の火から遠ざかり偽物の火に生きる今の世界は、本来の霊から遠ざかり物のレベルの世界に汲々としている紙芝居の様に見えます。しかしこれも又、神芝居です。
 楽しく己が天命、使命を淡々と生き、この人生を満喫したいものです。それが「自分で自分を自分する」かな!