塩竃神社は旧称、鹽竈六所明神です。「鹽竈社縁起」によるとその鹽竈明神とは、「塩土老翁、猿田彦命、事勝国勝命、岐神、興玉命、太田命」の同体異名の6座であるとのことです。同じ神で有りながら役割で名を変えているのです。その前の神はアラハバキ、縄文の神であったのでしょう。
その様な謂れがある陸奥一の宮、塩竃神社で今回、皆さんを是非お連れしたかったところが境内にあります。
鹽竈神社最古の参道は七曲坂です。坂の登り口は江尻といい、かつては海で船から上がって神社に参拝できたようです。この七曲坂はご祭神の塩土老翁神(しおつちおじのかみ)が通られたと伝えられている神聖な道です。そしてその江尻から多賀城への道も始まり、ほぼ直線に続いています。
その七曲坂を昇ってくると、塩竃神社の鳥居に出ます。そこの右手の小高い丘で、神馬舎・神龍社の後ろです。
木々が茂り、苔のようなふわふわな草で覆われています。林の向こうに海も見える絶好の眺望の丘で、林の中に石碑があります。なかなかエネルギーが良い感じのスポットです。しかし参拝の方はほとんど足を踏み入れる事無く通り過ぎていきます。
実はこの石碑は明治天皇が東北巡行の際にここから松島を眺め「またとない景色だ」と申され、この丘を「萬多奈能岡」と刻まれたものです。もう一つの石碑には塩竃神社と書かれています。私が推測するに、現在の塩竃神社が祀られる前のこの地の神が鎮座した聖地なのでは思われます。
かつて自然崇拝のアラハバキ神と思われる土着の神が、その参道を登りきって直ぐに祀られていたのでは無いでしょうか。それが大和王権の神に座を譲り、記録から消されてしまったのではと思います。しかし、今も綺麗に整えられて大事にされ、人知れずにそのエネルギーを発している様です。そこに足を踏み入れると、清清しさが感じられます。
果たして、皆さんはこの場のエネルギーをとても気に入って下さいました。大阪から参加してくださった治療師のHさんはエネルギーの内容が良く分かるようです。事の他、このエネルギーの地を訪れることができたと喜んで下さいました。
暫し皆さんとこの場のエネルーギーに浸って楽しみました。いろいろな光、エネルギーが写真に納まりました。
エネルギーチャージの後は身体のエネルギー補給の時間です。塩竃はお鮨の有名なところです。仁王寿司さんで豪華な昼食を頂きましたが、ビールと日本酒もほろ酔い加減で皆さん大満足です。