か、は一番上の世界で、無から有へ移ろうとするポテンシャルの場、位置エネルギーを表します。位置の高さがエネルギーで、無の状態から有の状態へ移るとき運動エネルギーに変わるのです。夜寝ている時、ぶんぶん煩い虫が蚊、のか。人間に質問する時、~か? かすか、は形がはっきりしないものです。
む、はま行で集中を表します。むは唇を合わせて発音する。的、まとは意識を集中させる所です。参るとは神様に、中心者へ向かって行くことです。身にまとうは、身を中心にして服を着ること。舞うは中心にして回ること。祀るは神を中心にして連帯する、お祭りの意味です。
対立するのが、は。昔はぱ、でした。拡散を表すものです。花、はらはらする。中心から外へ行こうとするものです。うの行は運動、作業を表すので、むは中心へ向かって動き出し、進んで行く動きを表します。意識を下降させて行き、半径を狭くして集中していくことです。
ろ、の囲炉裏は枠の中にエネルギーが燃えている姿です。かのエネルギーが、ろに集約されているので、天上界と地上界は同じエネルギーを現します。それがいのちの本質で、冬の木が春に芽生えるものと同じものです。逆円錐にエネルギー場が出来るのです。そして、き、の実を入れて地上世界を完成させるのです。
み、身は3つの身を持っています。
天(之)御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は大宇宙の自分を中心に
高御産巣日神/高(皇)産霊尊(たかみむすびのかみ)は高次元の身で心
神産巣日神/神(皇)産霊尊(かみむすびのかみ)は低次元の身で肉体
心もちゃんとした体が備わっているのです。高次元の身体で、結びの性能を持っています。思ったら心が身体の能力を動かせるのです。ゴールに従って動きのシークエンス、手順を決めて動かせます。心は大きいし、その心に我々は乗って行くのです。スプーン曲げや、引き寄せも心がしているものです。心は自動性を持っているし、身体性を持っているものです。
私には色んなインスピレーションがきて、それを伝える役目です。拍手すると手からエネルギーが出ます。拍手でも白光真宏会の五井昌久さんの拍手は独特でエネルギーを活性化出来ます。自分の為に良いものです。神道にはいろんなテクニックがあります。幣(ぬさ)で穢れを祓えます。
徳積みのことですが、徳はインド語でグナの翻訳です。ヨガの佐保田さんの本に、徳の事について「現世で使用可能な心のエネルギー」と書いてありました。徳が高い人は心のエネルギーが沢山あるのです。
心タクシーに乗って、「どこどこへ行って」と指示します。しかし、しっかり指示しないとタクシーは行けません。でも間違って良いのです。この世は間違って良いし、聖人君主ではダメです。欲を持っても良いし、遠慮しないことです。
徳を積むとは心のエネルギーを貯めることです。自分だけ良ければ、を少し外して、人の為になることをするのです。トイレ掃除、ボランティア等、何でもで良いのです。
布施のことをダーナと言います。布施には財施、身施、印施、法施(ほっせ)などがあります。
法施は教え、真理の言葉を語る人の為に場を設定することで、これをすることが一番功徳が高いのです。法施をすることで、他の人に皆さんの喜びの念、実践の喜びの念が来るのです。ここではこの場をお世話してくださった大久保さんが一番、法施をしています。これは一過性で無く積み重なって行きます。この徳のエネルギーは子孫へも流れるものです。法施が最初です。私(大敬さん)も徳を積んでいます。本を書いて出版していますが私は印税を貰っていないのです。
私の父が3回離婚し、母も結婚運悪いという元で生まれました。先祖が愛媛県出身で、そこに在っためご岩という石を切ったことが原因で結婚運が悪くなったようです。しかし私(大敬さん)でその因縁が切れたと思います。徳を積むと人生が変わります。一過性のものでなく、一生やり遂げることです。こだわりを持ってやり続けることが大事です。
幸せ通信を20年発行していますが、その為に原稿用紙20枚を毎月書いています。禅の会も20年間やっていて、私だけが皆勤賞で、奇跡の様なことです。家内には「あなたは世間に10年遅れている」と言われていますので、今67歳なので、57歳でまだまだこれからです。これからも全国の人と会って、結びついていくつもりです。