2017年9月27日水曜日

1075「シャーマン13」2017,9,27

 次の目的地は花巻市高松にある平良木の立岩です。花巻八景の一つで猿ヶ石川沿いに聳え立つ巨岩です。ここには8月14日以来、2週間の間に私は三度訪れるという事に成りました。前回8月19日のあわ歌の巡りの時には猿ヶ石川の水量は少なく。川底が露出していて、歩いて立岩に行く事が出来ましたが今回は水量が多くて辿り着くのは無理です。
 しかし、驚くべきことですが、綺麗に草刈が成されてあるではないですか。先に行った私達の仲間のKさんが茶目っ気をだして、ふわふわの刈り草の中に身を隠して皆さんを驚かせるというお楽しいアクションをして下さいました。
 




 神人さんは先頭を進み、岩に到達するとその岩の隙間をさらに入って行きます。人が1人丁度抜けることができる空間があるのです。その先も草は刈り取られていて、難なく進めます。私達が来る事を見越して、全てが用意され、お膳立てされていた感じです。





 暫し、川の流れを目で、きらきら光り輝く太陽と水とのコラボレーションを楽しみました。





 少し脱線します。平良木の立岩を調べていたらこの立岩はその岩石の状態から考えて「三陸地溝帯噴火のときのものと思われる」という表現がありました。以下少し抜粋して紹介します。

「志戸平と平良木は三陸地溝帯噴火のときのものと思われる。」
「何故、田沢湖の西側には火口壁と思われる痕跡があるのに、東側には壁がないのか謎だった。分裂した東西大陸の凹み同士がぶつかったために、深く切り立った湖になったのだ。解明。」
「左は玉川ダム下公園・西側の崖、右は平良木・猿ヶ石川西側の山。右はぼんやりだが、同じ石と判定。どちらの川も大陸衝突の境界線上を流れている。」

 どうやらこの猿ヶ石川は東西の大陸衝突の時にできた地形のようです。ですからある意味でエネルギー的に高い場所の様に思います。しかし三陸地溝帯噴火についてはそれ以上の内容は調べられないのですが。三陸の生い立ちにはゴンドワナ大陸の衝突のことが書かれていますので、その事ではないかと思います。少し紹介します。

「三陸地域の内陸部は、北上山地と呼ばれるなだらかな山地になっています。その中央部に位置する早池峰連峰の岩盤は5億年以上の歴史があり、形成過程の全く異なる南北地域の境界となっています。
 早池峰連峰以南の南部北上山地の古生代の地層は、およそ4億年前にはゴンドワナとよばれる巨大大陸の北縁(現在の赤道付近)にあったと考えられており、その後、プレートの移動によって大陸から分離・移動してきました。これは、アンモナイトや三葉虫、植物をはじめとする浅い海~陸地で生きていた生物の化石からわかってきました。
 北部北上山地の大部分は、現在の日本海溝で起こっているようなプレートの沈み込みによって、様々な位置・深さの海洋堆積物が極めて複雑に混在する地層が形成されました。全く異なる環境で形成された南北の地層は、プレートの移動によって1億年以上前に衝突したと考えられています。その後も大規模な火山活動や生物の繁栄・絶滅の歴史が繰り広げられ、現在の三陸地域の土台が形成されました。」