2017年9月3日日曜日

1051「真向法2」2017,9,3

 年に1度、福島県南相馬市に真向法の指導、段級審査に出向きます。今年も8月16日に行って来ました。お盆休みが明けて直ぐの平日の午後ですが沢山集まって下さいました。
 南相馬教室はスタートして5年目ほどでしょうか。指導者としてお世話くださるSさんが中心ですが、会の発足を強く望んだのはHさんです。Hさんはご縁して30年ほどに成りますでしょうか。熱心に南相馬から仙台の私の教室に通って参加して下さいます。80歳を越えて元気で、宮城で唯一、最高段位10段を昨年拝受しています。素晴らしき事、嬉しき事です。

 今回、お招きを頂くにあたり、Sさんから以下の様な依頼がありました。
「テンメイ名取農場の野菜のエネルギーの高さの事を話して欲しい。私も野菜作りを始めて3年経ち、それなりに収穫できているが、私の野菜と名取の野菜を比べてその違い、健康に必要な生体エネルギーの事を話して下さい。何故生体エネルギーが必要なのかを私も含めて皆さんに分かりやすくお願いします。」
 その話しを受けて、えっ!と言う感じでした。私には生体エネルギー理論は必要不可欠なもので、その応用技術は驚く効果があります。真向法も健康法として欠かせない手段ですが、私にとってはこれらは健康、長寿の為の両輪となる手段です。
 Sさんも生体エネルギーの視点の必要性に気づいたのかと嬉しく思った次第です。そんなこともあって今回は雨の中、楽しみに車を南相馬へ進めました。
 今回は、京都のトータルヘルスデザインに勤務しているK君が帰省していて何故か同行する事になりました。彼も真向法教室は初参加です。

 会場ではHさんが出迎えて下さり、教室が始まりました。冒頭からSさんの紹介で即、野菜のお話をすることに成りました。あらかじめ名取農場のテンメイ野菜とSさんの野菜が用意されています。今回、真向法に初参加の方は7名ほど居ますが、体操の教室に来て野菜の話から始まるとは、皆さん驚きだった事でしょう。
 命を育む野菜の必要十分条件は何か。美味しいことは当然として、必要な元素量があり、なおかつ自分の心身を高めること、励起してくれることです。その為に人間が正常に機能できるエネルギー位置より野菜のエネルギーが高い事が必須です。
 生体エネルギーは勾配によって高いほうから低い方に流れます。もし身体よりエネルギーが低いとしたら、身体からエネルギー収奪が起きてしまいます。
 毒と薬の違いは何か。毒とはエネルギーを収奪する存在で、薬とはエネルギーを励起する存在です。一般的に有機栽培で、化学肥料の未使用、農薬未使用がもてはやされる傾向にあります。テンメイ名取農場では生態系生体システムプログラム農法を始めて11年目になります。土壌分析を毎年圃場の10箇所くらい行い、必要元素を入れて、施肥設計を行い、エネルギー資材も定期的に規定量投入しています。
 
 Sさんの野菜は有機栽培で見た目は新鮮野菜です。2種類の野菜で初心者の方々を体験者として前に出ていただきました。共通してある野菜はたまねぎです。それぞれ持って頂き、オーリングテストをして見ます。事前に反転していないか確認しましたが被験者の方、ほとんど反転していました。この地には反転させる要因が多いのでしょうか。先ずは正転に修正です。


 検査は明らかに名取の野菜の方が力が強まります。足元に置いて前屈してもらうと、名取の野菜の方がより前屈が出来て手が床に着きます。皆さん不思議な様子です。何故そうなるの?と好奇心を抱いて頂くのが一番です。何人かに体験して頂き、野菜の違いを説明し、大葉を試食して頂き実感頂きました。
 1時間程講話の後、いよいよ真向法体操の実習です。始める前と一通り終わった後で身体の柔軟性を比較してもらいましたが、皆さん明らかに柔らかくなっていて驚きの凄い変化です。身体への簡単な手入れで若返り現象が起きるのです。






 その中で初参加の方で最初から1人椅子に座っている方がいました。膝が痛くて曲がらず、歩くのもままならないようです。最初は遠慮していたのですが、体操が終わって最後に前に出てきていただき、スペシャルな実験をしました。
 私が持参して生体エネルギーの活性水を使って体験して頂きました。始め前屈してもらいますが、曲がらず手は膝の当たりです。次に足の後ろ、踵の所に活性水を置いて前屈してもらうと、何とすーと前屈出来て、手は畳にかなり近接するではありませんか。本人は驚きで、会場も声が上がります。



 ボトルを持ってもらって歩いてもらうと軽やかに足が運べます。飲んでみたいという事で、その水を飲むと、驚きの足の運びで軽快に歩くではありませんか。顔も上気して赤くなっています。会場は驚きの声が上がり、何が起きたのか不思議世界に引き寄せられています。
 水が持つエネルギーが回りに放射されているのです。それを放射エネルギーと言い、瞬間に相対に多くのエネルギー、情報を放射しギブしています。それによってエネルギー不足で機能不全を来たしていたところが瞬間に機能回復するのです。常にそのような環境に生活する事で相対の肉体は本来の遺伝子支配の反応が働き、より準拠位置の高い生態系では更に優性遺伝子支配が働くのです。
 そのようなじんち、環境を作り、その中で必要と思えるエクササイズ、修練、行を行う事で身体はより、自然治癒力、免疫力、調整機能、活性機能などが発揮されていくのです。
 皆さんは水に興味が行きますが、可能性に気づいて頂くお話をして、これからはSさんに相談して修練に通っていただくことをお願いしました。

 現代社会は公害、まだ認知されていない新しい公害に満ち満ちています。その悪影響を知らずして心身の健康を維持する事は難しいです。先人の叡智として継承されてきた健康法を実践していく事は大事ですが、それだけでは足りない事を補い進化させる努力は必要です。私は病気の原因は「無知」ではないかと思います。今目の前に現われることの多くは自業自得と言われますが、業のカルマだけで無く、行の内容、質、量が結果を決めていると思います。自行自得です。

 最後に段級審査を行い、後は茶話会で感想、質問を頂きましたが、皆さん喜んでいただけたようです。嬉しき事ですし、自分の人生に真向き合うきっかけとなれば幸いです。同行したK君にも善き学びの体験になった様です。
 生体エネルギー十教の中にある教え、「学ぶ実践とは、教わる事でなく、教える事にある。」の言葉がいつも頭に響きます。