かつてこの東北、陸奥は日高見の国と言われていました。やがてその地名が消えていきます。その国を流れる大きな川も「ひたかみ」から「きたかみ」と呼ばれ、北上川として今も滔々と流れています。
案内された部屋はお店の一番奥の個室で素晴らしい景色を展望できる最高のロケーションです。入るなり、皆さん素晴らしいと感嘆の声を発します。東向きの大きな窓からは北上川、桜の名所の北上展勝地が見渡せます。
ここでも精進料理と普通食に分かれますが、精進料理がまたすこぶる評判が良く、神人さんはじめ皆さん大喜びです。大きな役割のシャーマンライブツアーも最終に入ります。先ずはここまでのご苦労を労い、皆さんに感謝を込めてビールで乾杯です。
美味しく、豪華な食事に大満足です。いよいよ最後の締め括りに皆さん出発です。
3階の店を出ると階下のホテルロビーでは結婚式の予行でしょうか撮影がされていました。おめでたき、めでたき事、私達にもこれからの善き徴を頂きました。
北上市内の江釣子古墳群・カムイヘチリコホに向かいます。
北上川の支流の和賀川には「えづりこ古墳公園」があります。以下のように紹介されています。
「古墳と江釣子の豊かな水をイメージした史跡公園。“カムイヘチリコホ”とは、アイヌ語で「神々の遊び場」という意味。園内には古墳をイメージした石の造形物が点在し、9月には「えづりこ古墳まつり」の会場になるなど、イベント会場としても利用される。」
公園は綺麗に整備されていて沢山の家族連れが楽しく遊んでいます。北上市内には沢山の古墳、遺跡がありますが、それだけ過去の時代に多くの民が住み、長く栄えた蝦夷の里だったのでしょう。710~780年頃のもののようで、この古墳群に付いては以下の紹介があります。
「国史跡江釣子古墳群(五条丸古墳群)
五条丸古墳群は和賀川北岸の自然堤防状に立地し,東方に所在する猫谷地,八幡古墳群とともに蝦夷塚と呼ばれ保存されてきた。昭和三七年秋古墳群の西半地区が耕地整理事業の対象になったため,事前調査を実施した。
墳丘が削掘され石室基底部や周湟のみが残存されているものも含めて,四六基を調査した。その結果古墳は直径六~一五メートルの円墳で周湟をもち主体部が石室であることが判明した。石室内からは蕨手刀,直刀,鉄鏃,馬具などの鉄製品や勾玉ガラス小玉などの装飾品が出土した。
現在五条丸東側および文化財収蔵庫周辺に二七基の古墳を確認している。
昭和五四年九月には東北地方北端の群集落として重要なことから猫谷地・八幡古墳群とともに国史跡江釣子古墳群として指定された。 江釣子村教育委員会」
カムイヘチリコホはユニークな造形の建物、ステージがあります。ちょっとガウディの建築物をイメージしてしまうものです。私はこのステージでシャーマンライブをしたら面白いかなと思ったのですが、神人さんも興味を示されましたので又の機会でしょう。
面白い雲が天空をたなびいています。