先ずは皆さん朝のご挨拶をして、神人さんからツアーに向けてのお話がありました。
「おはようございます。昨晩はほとんど眠れませんでした。夜中はずっと霊存在と色々やっていました。
今日は天気が良く、台風明けのさわやかな空です。前回、ねぶたの後に青森から車で下って来た時は10数度の気温でしたが、今日は夏が戻ってきました。
今回の神人ツアーに初参加の方が半数です。前回の縄文ツアーは6月で、1週間前は青森で神人ライブがあり行事が続き、参加が難しい人が多い中、今回参加いただいてありがとうございます。今回も面白い内容かと思います。
近年、縄文系の所を回りシャーマンライブをしたいのですが、異次元から受け入れられないことが続いていました。しかし前々回から変わってきていて、前回は多くの霊存在の大合唱で、大歓迎でした。ライブが終わっても、どこかの霊人が歌いながら次の会場に向かう、という様な感じでとても気持ちが良かったです。
前回、巡った場所は青森の私が住んでいた馴染みの所でしたが、今回は岩手県で仙台から近い所です。青森県の八戸などの南部地方は岩手県の南部藩エリアですが、今回はそのエリアの遺跡を巡ります。
この国の歴史を知るには、どうしても知らなくてはならないものがあります。今ある歴史は勝者の歴史で、その中に埋もれた本当な歴史があります。
東北の遺跡は大久保さんがマニアックで、色んな所に連れて行ってくれます。今回は鳴り物も持ってきているので清めないといけない所だとおもいます。
先ずは車中で自己紹介をして交流を深めてください。なお夜はホテルでシャーマニックライブをします。」
神人さんのお話を受けて参加者の皆さんの自己紹介です。今回はモンゴル、四国高知、奈良、富山、愛知、静岡、東京をはじめ関東、南東北の各地から集い、総勢26名でのツアーになります。
自己紹介を終わり、神人さんからお話です。
「遠方から沢山参加してくださりありがとうございます。毎回、ツアーで何が起きるか分からないことは楽しみなことです。まずしっかりした計画があり、融通を効かせて動くことが凄いです。大久保さんが巡る場所を下調べしていて動くので成り立つことです。その準備は大変で毎回尊敬します。」
そんなバスの旅の始まりでした。バスは東北自動車道金成インターを下りて東にある立石神社ももうすぐです。
この立石神社にはある言い伝えがありますので、先に紹介します。
「むかし、宮城県のあるお寺の和尚さんが、はるばる平泉のお能を見に出かけてきました。
今とちがって歩くのですから何日もかかると思いますが、増沢村にさしかかって、通りかかった村人に「平泉のお能はまだでしょうか。」と聞いてみました。すると、「お能は終わってしまいました。」と言われました。
和尚さんは、「お能が見たい。」「お能が見たい。」と思って、夜を日についで歩いて来たのでしたから、非常にがっかりしてしまいました。疲れ切ったからだは、もう一歩も歩く気力がなくなってしまい、とうとう立ったままでなくなってしまいました。
こうしてなくなった和尚さんのなきがらは、平泉の方をむいて、そのまま石になってしまったということです。
この石の和尚さんは、今の立石神社の石だと言われています。立石神社の石はとても大きな石です。 (増沢古老口述「藤沢のむがしっこ」より)」