2020年6月13日土曜日

2066「時事時局10」2020.6.13

 米国の属国で20年以上やってきて、村山総理からですよ。自社政権の村山総理が初めて、アメリカの年次改革要望書をそのまま実現するとやった首相ですから。20年以上やっていることだから、役人だってそこで入れば、もう一番上でしょう。だから、今の役所は、属国であるという前提で役人はやっているよね。それから、小選挙区の議員もそうですよ。20年以上そういう国ですから、日本は。アメリカの属国を最大の国益とすると、実際にアメリカの言うことを聞いて、年次改革要望書を実現することが政権だとやっているわけですから。これがダメだとなったら、他に何かあるわけがないじゃないですか。「おかしい」と言う人は左遷されるか、辞めているかしているわけで、残っている連中は、「大したことない」「大変だ」と、そして黙り込むと。他に何かあると思いますか。ですから、ここはそのような状況で。これで、アメリカが日本を厳しく非難すると、「お前のところは、全然危機管理がなっていない」と言われると、これでトランプが日本を見放すかたちになって、サウジ・イスラエル・日本が斬られて、一件落着でしょう。アメリカは、帰るわけですよ。
 でも、アメリカはこの秋が大変だと思うよ。要するに、左翼と右翼の戦いだけではなくて、米軍が負けて帰るということになると、ロシア革命みたいになると思うのですよ。戦死者は、負け戦と勝ち戦で扱いが違うのですよ。勝ち戦の場合、戦死者は英雄になりまして、次の戦争をする大きな力になるのですよ。負け戦で戦死者が出ると、「この戦争はやめよう」と一気に平和気分で盛り上がるわけですよ。それどころか、負け戦で大敗を期すると、それを戦争指揮した為政者は、殺されるのですよ。ムッソリーニ氏は、逆さまズリされたでしょう。イタリアで。チャウセスク氏は、撃ち殺されましたよね。日露戦争のときの日本海海戦でぼろ負けを期した当時のロシア皇帝ニコライ二世は、親族共々全員銃殺されましたよね。ああいう風になるのですよ。ですから、米軍の最終戦争の大敗による敗北というのは、すごい事態なのですよ。これがですから言ってみれば、アメリカの分断を最後に押す可能性があるのですね。今も既に、右と左とか分断していますよね。ここにこれがあると、もうトランプだろうが誰だろうが、連邦政府・米軍はもうたまらないと。ですから、アメリカは内乱状態になる可能性もありますよ。もうそれは手がつけられなくなる可能性があるから、この行方はすごく要注意なのですよ。中国のことを言うならばね、中国政府の発表が一番信用ならないですから。中国共産党が言っていることが一番信用ならないから、そうするとういろいろと見なきゃいけませんよね。例えば、これも中国の学者の色々な動画もありますけどね。まぁ、こんな様子も参考にしなきゃなりませんわね。
 それから、バッタです。日本の報道ではあまり言いませんがね。2013年のマダガスカルよりも、今回はもっとすごいのですよ。National Geographicがやっていますが(A plague of locusts has descended on East Africa. Climate change may be to blame.)、規模が大きいのですよ。今度は規模が大きくて、すごいですよね。今アフリカの東側からソマリア辺りを通って、サウジの方に入って、パキスタンに入って、それからもっと北東の中国の方へ向かっているのですよ。行ったり来たりするのですよ。なぜ、こんなに大発生したのかはよくわかっていなくて、でもすごいことになっているのですよ。イナゴ(渡りバッタ)の大発生らしいのです。こういったのも日本の新聞を見ていても全然わからないし、やっぱり規模とかも、向こうの書き込みを見ているとわかりますよね。例えば、こんなのもTwitterが一番良いのですよ。Twitterが一番良くて、こうやってバッタとやったら出てくるわけですよ。(#Locust #Locusts)色々なニュースが出てくるわけですよ。便利な世の中ですよね、武漢と入れたら出てくるし、バッタと入れたら出てくるしね。バッタの大きさも凄まじいのです。そうすると、食糧が足らなくなってくるわけね。食糧が足らなくなると戦争が始まるのですよ。食えないとみんな食糧を襲いに行くでしょう。だから、大変なことになるのですよ。少ない食糧の取り合いが起きるのですよ。信じられない時代ですよね、正直言ってこんなことが起きてくると。

(3)金融と経済の地殻変動
・グローバル経済の解体は一層加速
・FRBの激しい流動性供給が唯一の命綱
・急激な不景気と供給途絶がもたらす帰結
それから、レジュメの3番目ですけれども、金融と経済の大変動なのですが。グローバル経済の解体は一層加速せざるをえませんよね。ちょっと、日本のことも見てみますとですね。これは、帝国データバンクの資料でして、中国から輸入する日本企業は約2万社です。輸入元は上海や大連などに集中しています。自動車向けの素材や機械から食品分野まで多岐に渡っています。北京市は、昨日ですね、検疫が始まりました。外国人だけではなくて、国内の人も北京市に入ってくる場合は、2週間の検疫だそうです。もうこれは、仕事にならないですね。それで、港も止まっているんですって。公安の人たちも出勤できないでしょう。港も止まっているから、輸出入が止まっているのですよ。確かに沿岸部とは付き合っていないように見えるけれども、武漢には200社くらいいるのですよ。内陸で作ったものが沿岸部から輸出されているわけで。鴻海精密工業だって、旧正月明けで工場を再開したと言っているけれども、深圳の情報だと1割しか出勤しなかったと言うからね。なかなか難しいですよ。そうすると、とりあえずみんな止まりますよね。ほとんど停止で、不動産取引だって全部停止ですから、今は。だって、動けないのですから。
ね。