2018年11月29日木曜日

1503「唱導85周年4」2018,11,29


③野菜。
 色素には抗酸化力があります。動脈硬化、アルツハイマー症、癌も慢性炎症と言われています。酸素を吸うと酸化が起きます。しかし起きる人と起きない人がいますが、それは抗酸化力の差です。
 抗酸化力の為に1日に野菜350グラムを摂る事が必要です。1日にこれだけの野菜は食べているのは全国で長野県だけです。私は42年前に長野に赴任しました。当時、長野県は脳卒中などが多く、秋田県が脳卒中で全国1でした。秋田県では立派な医療センターを作っても改善は出来ませんでした。それは1人1人の生活習慣によるものなのです。

④呼吸法
 呼吸法をしていることで副交感神経を刺激出来ます。交感神経過剰でいる時に呼吸法でリンパ球、ナチュラルキラー細胞が減少します。1日に何回か副交感神経をより機能させる時間を持つ事でリスクが減ります。それが生き方上手な人です。ぬるいお風呂、音楽、真向法が効果あります。

⑤減塩
 減塩で血圧が下がります。減塩することで胃がんが減ります。日本食の欠点があるとすれば塩分が増える事です。野菜ジュースを飲むことが良いです。これで1日量350グラムの2/3、220グラム摂れます。
 温野菜、具沢山味噌汁が良いです。これで1,7gから0,8gに減塩されたました。

⑥良い油
 オメガ3が良いです。血液がサラサラすするもので魚の油、えごま、クルミ、アマニ油などです。しかしオメガ6はダメです。

⑦善玉菌
 免疫は腸にあります。60兆個の細胞の内、2兆個は免疫細胞で、その6から7割は腸にあります。食物繊維と醗酵が良いです。繊維はキノコや海藻等でも。醗酵はヨーグルト、納豆、チーズ等です。この食文化を壊さずに続けることです。

⑧好奇心
 心をどう持つかがとても大事です。

・人生100年時代をどう生きるか。フレイルに成らない生き方。
 地域包括ケア
※参考資料
 鎌田先生は地域包括ケアシステムという概念を創り出し長年取り組んで来られました。地域包括ケアシステムとは何か、一言で定義するのは難しいですが、「重度ではないが精神的肉体的に自活が困難な人を、病院だけで面倒見るのではなく、自宅で生活できるよう、行政や民間事業者やボランティアなどが協力して重層的に支援していくシステム」と言ったらいいんでしょうか。
 救急医療や高度医療があったうえに、地域で健康づくりや在宅介護、在宅看護がネットワークで広がり、同時に、本人が望めば地域で、看取りも行われる。それを地域包括ケアだ。
 つまり、どんな状態になっても、住み慣れた地域で最後まで暮らし続けることができるということだ。

 地域包括ケアには以下のことが含まれています
・救急医療と高度医療
・在宅ケア
・健康作り:エネルギー注入
・死を地域で看取る:死を語れる
 
 在宅ケアは75歳位から問題になります。まず自分の哲学を持つ事が必要です。
 滋賀県で男性の平均寿命が日本1です。これは喫煙率の変化が背景にあるのです。喫煙率の推移をみますと2000年は56,2%、それが2016年に20,6%に減り、日本一喫煙率が低くなったのです。
 如何に行動変容するか、が大事です。それは自分の為よりも誰かの為、が大きいです。