今回の全国大会の主題は「つながる つなげる」です。趣旨は以下の様にあります。
こうして年一度、わたしたち真向法仲間が一堂に会し、健体康心の輪(絆)が「つながる」事を確認する。真向法は人々を繋ぎ、心を通わせ、永劫不変の価値を未来の期待に「つなげる」事を使命とする。以って、長寿社会・健体康心の社会創造に貢献しようとするものである。
基調は「友だちいっぱい 夢いっぱい」
基本理念と目標
1、真向法に親しみ、健康な体と心をつくりましょう
2、真向法を楽しみ、明るい生活をおくりましょう
3、真向法を愛し、友情と触れ合いの和を広げましょう
4、真向法を通して、活気ある豊かな地域社会を創りましょう
今回の全国大会では真向法の実技、解説は無く、佐藤良彦会長の挨拶の他来賓祝辞等ありましたが記念講演会と懇親会がメインの大会に成りました。講演会は長野諏訪中央病院名誉院長鎌田實先生です。そのお話を紹介します。
演題は「生きているってすばらしい」~命・健康・生きがい・絆が大切~です。
「私はこれまで健康作り運動をしてきていますが、真向法をどう位置付けられるかと考えてみました。
700万年前にアフリカで猿から人間へ替わり、骨盤で立ち上がり両手が自由になりました。それによって食べ物を取り、運び、貯蓄し始めました。プレゼント説ではそれによって愛の始まりかと言われています。しかし骨盤が立ち上がり腰痛を抱える様になりました。真向法がそれを防ぐとは素晴らしいことです。
今日の来賓のエリーパワー社長吉田博一様のお話を伺いましたが、69歳でベンチャーを立ち上げたお話は素晴らしいものでした。活性化された筋肉からはテステステロンが出て、それによってチャレンジ精神が出ます。それによって40~70歳にみられる男性更年期障害も起きないのです。
筋肉を維持できている事が大事で、真向法をする事は筋肉に関係しています。筋膜を少しずらしストレッチすることは筋膜リリースで柔軟化が出来ます。ですから真向法は理に叶っているのではと思います。
筋肉が大事で貯筋することで貯金も出来ているのです。筋肉作動性物質が出る運動をすることで、血圧が下がり、血糖値が下がり、癌、認知症も下がるのです。真向法で筋肉作動性が出やすくなるのです。真向法を年齢が早い時期にすると効果があります。
健康長寿の為にやっていることがあります。
①運動
②貯筋―マイオカイン
※以下はマイオカインの引用参考資料https://40exchange.com/myokine-7629
・マイオカインとは、マイオ(myo、筋肉)+カイン(kein、作動物質)からきています。筋肉で作られる物質の事です。ホルモンとも呼んでいる人もいます。筋肉で作られる物質の総称と言うことで、現在では50種以上のものが発見されています。
ただ、どこの筋肉でもいいのかと言うと、そうではありません。
下半身の筋肉、特に、太ももやふくらはぎの筋肉から分泌されるもので、通常の生活をしていても出てきません。では、どんな時に出てくるのかと言うと、新しく筋肉が作られる時です。しかも、あたらしく筋肉がつくられてから4か月ほどしか出ませんし、分泌される量も決まっているということです。つまり、筋トレをすればするほど出てくるわけではないという言うことです。
簡単に言うと、普段からの適当な筋肉をつくる運動をすることで、マイオカインは分泌されて、若返っていくことができるということです。