2017年10月27日金曜日

1105「鬼門11」2017,10,27

 既に時間は16時を過ぎています。次の目的地は新発田市荒川にある荒川剣龍峡です。山間の渓流ですので不向きな時間ですが、宿の直ぐ近くなので先ずは向かう事にしました。

 やはり到着時には夕暮れ間近で薄暗くなって来ました。取り敢えず渓流を見学しました。
 以下の紹介があります。
「五頭県立自然公園の北端に位置する「剣龍峡」には、巨大な石畳の岩石その岩間を流れる清流、鬱蒼とした杉木立や広葉樹が存在します。
 シーズンともなると多くのハイカーで賑わい、一服の清涼剤ともなっています。紅葉の10月下旬~11月上旬は、夏とはまた違った剣龍峡を楽しめます。
 庭園師の第一人者である京都の田中泰阿弥が「清水園」の修復に来られた際、一日中剣龍峡に遊んだと言われており、剣龍峡の岩はすべて砂岩で丸みをおびていて、女性的であり、日本で幾つもない景色となっています。」








 闇が迫って来ますので早々に引き上げました。紅葉にもまだ早く、さぞかしその時は素晴らしい世界に変わることでしょう。又の機会です。

 今日の宿は10分程で到着する月岡温泉ひさご荘です。この月岡温泉は美人の湯で有名です。そしてこの宿は硫黄含有量全国2位「エメラルドグリーンの源泉」なのです。ゆっくり温泉に入って寛ぎました。食事も美味しく、2次会も皆さんと楽しく過ごしました。

 翌朝は良い天気です。朝風呂を頂き、美味しい朝食、コーヒーをロビーで頂き、元気にいざ出発、宿を8時過ぎに出ました。



 最初の目的地は胎内市夏井にある「夏井の大波石」です。途中の田園の景色ものどかです。


この「夏井の大波石」は今回の巡りで最も注目している所で、中山さんも初めてです。 中山さんは胎内の地を知り、数年前にこの大波石の存在を知っていたのですが訪れる機会が無く、今回、私の提案の行程にあることでとても楽しみにされていました。

 その大波石の説明です。
「今から2億年前のジュラ紀に作られた。胎内市がまだ海だった頃のプランクトンの死骸の層と岩石層が交互に重なり合ってそれが地殻変動で押しつぶされてできたそうです。」

「波石沢にある波のような縞模様になっている大変硬い珪質岩(チャート)で頂部面積20平方メートルもある巨大岩石である。2億年前に海底の地殻運動によって波のように曲がってできたといわれ地質学上、貴重なものである。」

 江戸時代には、「湯沢のお殿様が藤の花見をした場所」として伝説に登場するようです。

 立派な胎内のリゾートホテルを過ぎてゴルフ場脇の道を登って行くと、道路が通行止めになっています。しかし何故か丁度、大波石へ下る道の直ぐ先でゲートがされていて、ラッキーです。
 車を路上に駐車して、その道路から川の向こうの山の中にその大波石を確認できました。



 道を進むと最初に遭遇したのは「夏井の小波石」です。2~3m程の巾の大きなですが、その姿は驚きの波が描かれた巨石です。


更に道を進むとその次に「夏井の抱き波石」がありました。小波石と同じくらいの波石に巨木の根が抱きかかえるようにまとわり付いているのです。