2018年8月20日月曜日

1402「体質改善5」2018,8,20

 3日目の朝も皆さん問題なく迎える事が出来ました。座禅も集中して出来て良い場が出来ています。
 明け食はいつものメニューです。


食膳について以下の五観の偈(ごかんのげ)を唱えます。

一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

 言葉の意味は以下のようです。
一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。
二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪など三つの過ちを持たないことを誓います。
四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。

 この言葉の意味を肝に銘じて食事は頂きました。皆さん順調で食事を始めてから20分くらいでトイレに駆け込みます。全員が満願成就して笑顔で和気藹々の明るい場に変わります。ありがたき、いのちの働きです。
 食を断つことで起きている体内での変化は未知なる世界ですが、確実にいのちを育む善い方向へ変わっています。人間が持つと言われる4つの機能が働いています。自然治癒機能、自己調整機能、免疫機能、活性化機能です。そしてそこにまだ認知されていない準拠位置機能です。
 この準拠位置機能があって初めて他の4つの機能が発揮されます。それを意図して断食会の会場を設営し、諸々の生体エネルギーの資材を活用しています。断食期間中の空間場の機能、そして体内環境に最も影響を与える水は私の医院から持ち込んでいる、生体エネルギー水誘導翻訳装置を3種使用した、呼称「中山水」です。
 
 宿便出しは爽快です。丸2日半の食を断つことで、消化機能が糖質代謝から脂肪代謝に切り替わり、自ずと腸内環境は激変します。私たちが食べる食べ物が腸内微生物も餌として食べていますので断食は生態系の変化を促します。そしてそこに明け食の食材が入ってきます。
 大根の煮汁と梅漬けの梅湯は腸内に満たされて、役目を終えて淘汰された細菌の死骸等を根こそぎ腸壁から浮きだたせて、その後に食べる大根と生野菜の繊維等で壁面をそぎ落として一掃します。腸内の大掃除、デドックス、毒だしです。その後に食べる食べ物がその後に腸内に住み着く菌種を決めていくことになります。

 先に紹介した本にあるように腸内環境に応じた菌が優勢になり、その菌により意識、食欲など私たちの肉体的欲望、精神的な機能が誘導されていくのです。宿便出しにより1度リセットされた後の意識的な食生活、食習慣が自分のいのちの方向性を決めていくことになります。その為には先人の知恵をしっかり学び、理解して予後の1週間を過ごす事が大事です。
 幸い断食中に胃袋が小さくなり、朝食抜きの1日2食で十分な身体に変わっていますので、その後の摂生によりケトン代謝が継続して体内脂肪の燃焼が進み体重減になってきます。嗜好も変わり、量より質重視になり、しっかりした自覚をもって出来る体質改善になります。
 そこに生体エネルギー的視点での生体エネルギー水、食材を入手し、かつ室内空間の生態系を意図した仕掛けを加味出来たら明らかにその効果は如実になります。今回の断食明けでは、私にも大分良い変化が見られ、改めて断食効果を実感しています。