2018年6月14日木曜日

1335「十字3」2018,6,14

 この青龍大権現には天命塾で木内鶴彦さんと2017年12月2日に訪れています。その時の様子は当ブログの以下をご覧下さい。
1162「出羽1」2017,12,23
http://tenmei999.blogspot.com/2017/12/116220171223.html
1163「出羽2」2017,12,24
http://tenmei999.blogspot.com/2017/12/116320171224.html
 この時は農道が雪に覆われていて車が入れずに徒歩で800m程歩いて辿り着きましたが今回は車で楽々です。
 鳥居を過ぎ中に入ると明神様の社の後ろに巨石が異様な雰囲気で鎮座しています。地底が湧きあがり形をなした様な異形です。頂上には角のような飛び出しがあり、突き出た突起は鼻の様にも見えます。北側には小川が流れ、水が溜まり湿地のようにじめじめしています。中山さんは興味深そうに何か探索している様子です。何故に平坦な所にこの巨石が出現したのか不思議です。
 一通り見学を終えて、社の脇で岩に向かってあわ歌を響かせました。なんとも重く、私の声も伸びが無く途切れそうになります。その時のお言葉です。

「あめ降り注ぐこの地にありて、
 この謂われ、大きを鎮め来たりて、ありがたきなり。
 新たへ参る是よりは、出でまして、ここ開き、皆々を導き行かれませ。
 ふむうるう ふむうるう すんたり らりら あーー 」10:48


 ここの巨石の謂われが大きな地殻の動きを鎮めてきたのでしょうか。謂れがキーのようですが、果たしてその謂れとは何なのかです。ここは地球の中心に繋がる重要なポイントなのかもしれません。中心に繋がるポイントが日本列島に何箇所かある様ですが、それは有史以前に辿る日本列島が出来るくらい古い時代のことかも知れません。
 そのことを話している中に中山さんから「東日流外三郡誌」のことが出てきました。先にこの青龍大権現を紹介した文章の中で途中省略した箇所は「東日流外三郡誌」に関わる所でした。しかしこの資料は当日、中山さんに配布していませんでした。
 これまで何故か中山さんのお言葉にこの「東日流外三郡誌」が何度か登場している様です。そのひとつは、私は参加していませんが今年の3月のペルーとボリビアに行かれた時に書かれた以下のお言葉にあります。
 詳しくは「光と響きとあい」のブログ2018、3,28の「ペルー&ボリビア巡拝の旅 39リマへ」の中にあります。
 https://ameblo.jp/aifukaki/entry-12363973286.html

 現在は「東日流外三郡誌」は偽書扱いとなっていますが「東日流外三郡誌」に記載されてあるものが全て嘘とは言えません。この言葉を受けて、なにか参考になるかも知れないと、中山さんに同行しているOさんが入手出来る原本をあたったようです。しかし未だ不明のようです。

 以下が省略した箇所です。 この中にお言葉にある謂れは伺えません。
「私は再度、この文章の出典を求めた。送られてきたのは、案の如く『田沢湖町三十周年記念事業 田沢湖町史資料編 第九集』に収録された『丑寅日本記』からの抜粋コピーである。『田沢湖町史資料編 第九集』は、和田家文書の中から田沢湖町に関係する部分を抜粋し、1992年に発行された公史である。
 田沢湖町と和田家には、疑惑にゆれた因縁浅からぬ過去がある。
 『田沢湖町史資料編』が発行された同じ年、生保内地区にある四柱(ししゃ)神社のご神体が、青森県五所川原市の石塔山荒覇吐(せきとうさんあらはばき)神社から、930年ぶりに里帰りするというご神体遷座式が、町をあげての一大イベントとして盛大に執り行われた。『外三郡誌』の真贋論争が火を噴く2カ月前のことである。
 遷座式の指揮を執ったのが、『外三郡誌』の発見者である和田喜八郎(1999年没)であり、ご神体里帰りの根拠となった文書が、この『丑寅日本記』である。
 ご神体について、和田喜八郎は、時価にして2~3億円はする貴重な遺物であると強調したが、里帰りした青銅製仏像のご神体は、中国に行けば、どこでも買える土産物レベルの代物であったという。
 『東日流外三郡誌』は、戦後まもない昭和22年(1947)、津軽地方の和田喜八郎宅の天井裏から“発見”されたといわれる古文書で、1975年に青森県北津軽郡市浦村(現・五所川原市)の公史である『市浦村史資料編』に掲載されて世に出たものである。公的機関からの出版物として信頼を得、おりからの超古代史ブームにのって反響を呼び、大論争を巻き起こすこととなるが、現在では、偽書説は確実視されている。
 『田沢湖町史資料編』に掲載された和田家文書は、『市浦村史資料編』と同じ轍を踏むものであり、町史に収録された信頼から、四柱神社のご神体里帰り騒動に発展する。
 ご神体騒動の詳細は、東奥日報社・斎藤光政著の『偽書「東日流外三郡誌」事件』(新人物文庫)に記されている。興味のある方はこちらを参照していただきたい。」