2018年6月18日月曜日

1339「十字7」2018,6,18

 猫山の紹介です。
「「右 岳に至る」。古道跡の傍らに建つ石碑に刻まれた文字から、かつて、合石が早池峰山へ向かう人々にとって交通の要所であったことが窺えます。また、非常に古い時代のものとされる石英混じりの石に「南無阿弥陀仏」と彫られた供養碑もあり、一説によれば、これは外川目一帯で盛んであった金の採掘に関わった人々を供養しているものだ、とも云われています。集落には、江戸時代に起源をもつ合石神楽が伝承されています。
 合石集落の奥にある猫山は、標高920メートルの花崗岩の山です。頂上からは、雄大な早池峰連峰が一望できます。昔の人々は、里から猫山を見て、奇岩や巨岩が連なる様子を「猫山の石景」と呼んだようです。
 猫山の石景の代表的な石としては、合石の地名の語源とされ、まるで包丁で割ったような姿の巨石「合石(あせし)」。
 周囲21メートル、付き出た石の下には50人ほど入ることができる空間を持つ「覗石(のぞきいし)」などがあります。山腹では、明治時代に、珍しいモリブデン鉱石を採掘しており、宮沢賢治の作品「風の又三郎」に登場するモリブデンに絡むストーリーとよく似ていることが指摘されています。」
http://www.act.jpn.org/nekoyama/shuraku/awaseishi.html

 集落から林道に入り、悪路を5キロ程登ります。途中、巨石が点在しています。20分程でしょうか、車に揺られて「のぞき石」に到着です。ひさしの様に飛び出た巨石の姿に皆さん驚きです。蛙の様にも見えるのですが何故こんな姿になったのか不思議です。
 沢山の蝉の鳴き声が出迎えてくれました。木々の間からの太陽の光も心地良い感じです。石の上に上ったり、暫し散策し自然のエネルギーを満喫しました。






 のぞき石の底辺部にある平たい巨石の上であわ歌を響かせました。その時のお言葉です。
「大事になさりて、この光を。
 皆々様のその身に入れて、大いなるその身の全てに伝えませ。
 新たなるなり。
 この光は響きと共に是よりを現す。
 うたかたは流し行く。」16:02

 のぞき石を後に、山を下ります。次の目的地は新山高原の石割り桜の巨石です。遠野市内を経て貞任高原を目指して国道340号線を北上します。市内を抜けて進むと前方の山頂に風力発電機が林立し、連なっているのが見えます。その山をぬう様に進むのです。
 山口の水車小屋に向かう様に国道340号線から右にまがり、水車小屋への分岐を左にすすみます。この道路はスリーグリーンラインと言われ、貞任山・五郎作山・石仏山と連なった山道を新山へと行きます。東西に連なる山々の峯を走り太平洋の大槌町に抜ける知る人ぞ知るドライブコースです。途中にウインドファーム、風力発電が沢山林立しているその直ぐ下を通り抜けて行きます。そこから早池峰山の眺望は素晴らしいものがあります。