2019年3月6日水曜日

1600「天命5」2019.3.6

 中国古代の名君に舜という人間がいます。孔子が舜帝のことを褒めています。舜帝は何もやっていないで、ただ南を向いて座っていただけです。だから素晴らしい政治が出来たといいます。
 だから私が言っているのはそういう事です。何もしていないが南、明るい方向を向いている。この学校が良くなる。先生たちは信用が出来て良くなる。ただ見て、坐禅している。それで周りの人が良くなる、そういうことです。
 高校生の時代かな。私の席の隣になった子は成績が良くなるのです。しかし席替えすると成績が落ちるのです。皆そうでした。ですから今日、ここに来た人は絶対得です。そのことは後で分かりますから、いつもそうなのです。福岡に住んでいるのですが、家の窓から見えるマンションにソフトバンクの松中選手が住んでいました。その年に三冠王を取ったのです。しかしそこから離れたら駄目になりました。
 私の周りにいると良くなります。不思議ですが私は良くならないのです。そういうあり方が大切です。人から褒められる事は無いのですが、周りの人が幸せになれば良いのではないかと思います。自叙伝の様な話です。

 ある時に人間の身体には3つあると言われました。古事記の冒頭に神様が3つ出て来ます。天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、そして神産巣日神(かみむすひのかみ)です。
 冒頭では人の本質は高天原からで、人間を生み出す為の設計図と、その過程を造化三神からで次に伊弉諾、伊弉冉とされています。

 天之御中主神は宇宙全体を体としています。宇宙全体が我が身で全部が身内です。私達も手が自由に動くのがそれは身内だからです。宇宙全体が身内なら自由に動かせます。最終的には人類はそこまで進化していくと思います。今は未だそこまで達していません。ですから身内はまだいう事を聞いてくれません。

 次は高御産巣日神で高次元の身で心を担います。神産巣日神が低次元の身で肉体です。この3つの身を人に持たせようという設計図を作ったのです。
 下の身が神産巣日神です。肉体に結びの機能があります。想いを形の世界に結んでくれるのです。自動性があり、手を上げようとしたら上がります。実はそれはとても難しい事で、とても沢山のプログラムが居るのですが、一気に実現してしまいます。
 形の世界に思いを生み出す能力があります。物凄く大変な事が実現する機能を低次元の肉体が持っています。それは凄い事です。肉体を自由に動かせる事は凄いです。更にスポーツ選手は精妙に動かせるのです。

 もう一つ上の身は高御産巣日神です。高次元で、その心の身は大きいです。離れたスプーンに人間の手は届かないのですが、心の手は届きます。想いで届き、スプーンが曲がるのです。スプーン曲げは心の手で届けて、心の手で曲げている事なのです。
 足、手、目、頭もあります。それを上手く使いこなす事です。それを人類のレベルで授けて下さったのです。
 乗り物の心を上手くコントールして、思いが実現出来る様に訓練し、トレーニングしていく必要があります。
 その為に、そうなんだよ、もっと人間には大きい身体もあり、肉体でないことも出来るのです。だからスプーン曲げが出来る人がいっぱい増えたのです。しかし、そういうメッセージだったのに、本当の意味が分かっていないのです。