2019年3月4日月曜日

1598「天命3」2019.3.4

 若い頃は辛かった。でも殻を破ったら、必要なものが、必要な時に出て来て、才能も出て来るのです。そこから順調に出て来るのです。ですから1回は殻を破る必要があります。
 私は42歳であらゆる面で行き詰りました。経済でもです。既に高度成長経済もなくなり、先を見通してこんなことでやって行けるのか?このままでは多分駄目だろう。
 精神的にも、42歳にもなって偉そうに21世紀の指導理念を作ると言っていたのですが、何も達成していない。全く分かっていない。そして何の意味も無い。そんな状態です。
 どうしようもなく、ある時、家族旅行で伊勢神宮へ行きました。内宮様の前でお祈りをして、このまま人生送っても意味が無いので自分の為でなく、神様の為に何かお役割があったらやらせて下さい。無かったらいのちを取って下さい。とお願いした。そう言うのがコツです。

 そうしたら神様はズトーンと柱を立てて、自分の周りに柱が立ったのです。イキイキした神社には、神前に柱があり、上昇、下降の気流が交流しているのです。気持ちが良く流れています。その時に開放感がありました。閉ざされていたものが取れ、いのちの行き詰まり、息詰まりが取れ、楽に呼吸が出来る様な感じがしました。
 その時、何か言葉が聞こえたりしたのでなく、何かそんな体験をしたのですが、究極的な体験でした。私は禅をしていたので悟り体験はいっぱいしていたが、それは根源的に違うものです。根本的体験の気がしました。その時に私の役割を貰ったという事ではないです。

 伊勢に行った時に、人によっては「かむち」に成れと言われた人がいました。「かむち」とは鍛冶屋さんの事で、その時は分からず後で調べて鉄工所を始めたらしいです。そしてやがて国会議員にもなり成功した人もいますが、人によって言葉で聞ける人もいますが、私の場合は言葉で聞けた訳で無いのです。

 そしてある時に夢を見ました。「火が来るけれど、その火は君を使うけど良いか。」と来たのです。火は何か分からないのですが、それは霊的エネルギーの様でした。私はそれにOKをして、分かりましたと言ったのです。その夢でのことを分かっていました。
 次の日に昼寝をしていると、その頃は週に3日位しか働いていなかったので昼寝が出来たのです。意識が集まって来て、ヒューと上がって天に届いて、ストーンと小包が届いたのです。何かと思って開けてみたら圧縮フイルムで、そこから言葉がどんどん出て来るのです。
 それをメモ帳に書いて行ったら、1週間で400字詰め原稿用紙300枚になったのです。もっと沢山あるのですが取り敢えず、300枚に成ったのでどうするか、と考えたのです。読んだら格好いいのです。自分の頭から出たものでないけれどどうしたら良いか、と出版社に送ったのです。すると直ぐに出版しますと連絡が来たのです。

 それが出版され、小包から4冊の本が出版されました。その出版社は今は無くなっています。1冊4万円とかになっている様です。42歳から43歳の頃でお金も少し入って来ましたが、経済的には暗黒が続いていました。

 辛かったのは妻の関わりでした。この人は頭がおかしくなったと思い、どうしたら良いのか、思っているのです。辛くなってきました。これは縁で、これ以外に変われない。別れて妻の実家の福岡に帰ってくれて良い、と言ったのですが未だ続いています。そういうひどい時期があった。
 妻は私を否定していました。まともな仕事では無く、ヤクザだと。人間はきちんとした仕事について子供を育てるものだと言います。それは当然です。そんなまともな人が私の傍に居たから良かったのです。